理系なのに文系就職はもったいない?
文系就職か理系就職するべきか迷っています。
理系で文系就職すると、今までやってきた勉強が無駄になるのではないかと考えてしまいますよね。
理系は一般的に理系就職する人が多いし、文系就職だと不利になるのではと考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、理系の僕が「理系の文系就職」について解説していきます。
この悩みをそのままにしたことで、周りの意見に流され、就活に後悔してしまうかもしれません
この記事を読めば、理系が文系就職することについての悩みが解決する思います。
ぜひ参考にしてください。
理系の文系就職はもったいない?
結論からいうと「もったいないなんてことない」と思います。
なぜなら、理系で学んだことは無駄にならないから。
実際理系だったけど、文系就職してる人もたくさんいます。
自分の中で、「文系就職したい!」と思っているなら、それでも全然いいと思います。
理系なのに文系就職するのがもったいないと感じる理由は以下の通り
文系就職がもったいないと感じる理由
- 4年間のがんばりがなくなる気がする
- 今までやってきたことが無駄になる気がする。
- 理系なら理系職について当たり前みたいな風潮がある
上記のようなことが理由として考えられます。
人間は、得するよりも損することに意識が向きやすいんです。
10,000円もらうのと、10,000失うのとでは、どちらが大きく心が揺さぶられるかといったら後者ですよね。
要するに損を避けてしまう行動を取りやすいということ。
本当は文系就職したいのに、今までの大学の勉強がもったいないから理系就職するといった感じです。
大切なのは、他人の意見に惑わされずに、自分の軸で決めることです。
そのほうが、後悔せずに選択できます。
次の章で理系の文系就職のメリットとデメリットを見ておきましょう。
ぜひ参考にしてください。
理系の文系就職するメリット
理系の文系就職するメリットは以下の通り
理系の文系就職メリット
- 希少性が高く、差別化を図ることができる
- 就職する企業の選択肢が増える
それぞれ一つずつ解説していますね。
希少性が高く差別化を図ることができる
1つ目は「希少性が高く差別化を図ることができる」こと
一般的に文系就職する学生のほとんどが、文系の学生です。
理系なだけで差別化を図ることができます。
また、文部科学省によると高校生のデータではありますが、文系と理系の割合は大体7割:3割と言われています。
就活する段階で、3割の希少性の高い学生であること。
さらに、文系学生がメインの文系就職をするのであれば、ダブルパンチで就活に挑むことができるというわけです。
一般的に文系人材よりも理系人材のほうが、企業は欲しがります。
特にメーカーなどはそれが顕著です。
農業機械メーカーで国内トップのクボタを例にとってみます。
クボタ
2022年の採用者の文系は53名、理系は168名
明らかに理系の学生を多く採用していることがわかると思います。
理系の学生の場合は、ほとんどが理系職としての採用だと思いますが、中には文系職採用もあります。
理系が文系就職を目指すだけで、希少性が高まり有利に進められると考えるといいと思います。
就職する企業の選択肢が増える
2つ目は「就職する企業の選択肢が増える」こと。
一般的に、多くの理系学生は、専門分野に近い企業を受けていくと思います。
文系就職するのであれば、いろんな業界を選ぶことができます。
世の中には、たくさんの企業があるので、企業選びも楽しくなり、就活に前向きに取り組むことが出来ると思います。
つぎに、理系の文系就職するデメリットを解説していきます。
理系の文系就職するデメリット
理系の文系就職のデメリットは以下の通り
理系の文系就職デメリット
- 推薦が使えないた
- 情報共有できる就活仲間が少ない
それぞれ一つずつ解説していきますね。
推薦が使えない
1つ目は「推薦が使えない」こと
研究室の推薦などは、大抵が理系就職前提での推薦なので、理系なのに文系就職すると当然使えません。
推薦で企業に就職しようと思っている人にとっては、デメリットになりますね。
情報共有できる就活仲間が少ない
2つ目は「情報共有できる就活仲間が少ない」こと。
理系の学生であれば、一般的に技術職・研究職といった理系就職するので、同じ文系就職を志す人が少ないです。
大学院進学する人が多数の場合、同じ学部ですら就活仲間が少ないということにもなりかねません。
しかし、今はTwitterなどSNSを通じて、同じ業界を志す人と繋がることができます。
理系で文系就職をする人が周りにいないのであれば、自分から探しに行きましょう。
理系の文系就職が有利なおすすめ業界
理系の文系就職に有利なおすすめ業界は「大学で学んでいる分野に近い業界」です。
有利に進めたいのであれば、大学で学んでいる分野に近い業界で、文系職を応募するのがいいと思います。
例えば、
- 化学を専攻しているなら、化学業界の営業系総合職
- 機械を専攻しているなら、機械メーカー業界のビジネス総合職
上記のような感じです。
専攻分野の知識も使えるので、有利に働きます。
さらに、「今までの勉強が無駄になる」といったもったいないという感情がなくなると思います。
もし専攻分野の業界に興味をもてないなら、全く異なる分野の業界でもOKです。
理系の文系就職を後悔しない方法
結論から言うと「自己分析をして、文系就職にした理由を明確にする」ことです。
周りはあなたに対して、「理系なのに文系就職もったいないよ。理系職に就くべきだよ」と言ってくるかもしれません。
しかし、実際働くのはあなたです。
「なぜ文系就職を選んだ理由」を明確にしておけば、周りの意見は気にならなくなります。
また、「理系なのになぜ文系就職を選んだのか」面接で聞かれます。
文系就職した理由を明確にすると同時に選考対策にも繋がります。
一般的に多くの理系学生が理系職として応募するなかで、文系就職を選んだ理由を採用担当者は気になります。
文系就職にした確固たる理由を話すことができれば、面接官に大きくアピールすることができますよ。
また、自己分析をしっかり行うことで、自分の中で就活の軸ができます。
就活の軸があれば、企業・業界・職種などを効率よく選ぶことができます。
自己分析のやり方はこちらで詳しく解説しています。
理系の文系就職について:まとめ
いかがでしたか?
本記事では、「理系の文系就職」について解説してきました。
最後に記事のおさらいをしましょう。
本記事のおさらい
理系の文系就職はもったいないなんてことはない
理系の文系就職のメリット
- 希少性が高く、差別化を図ることができる
- 就職する企業の選択肢が増える
理系の文系就職のデメリット
- 推薦が使えない
- 情報共有できる就活仲間が少ない
理系の文系就職を後悔しないために、自己分析をしっかりして文系就職にした理由を明確にする
後悔のない就職活動にしてくださいね。
周りの意見に流されず、自分軸で文系就職か理系就職するのか「自分で判断」しましょう。
もし大学院進学も迷っている人は、コチラの記事も参考にしてください。