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【理系】学部卒就職か大学院進学どっちが有利?迷ったときの対処法を解説!

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理系の大学3年生で学部卒か大学院進学か迷ってます。

学部卒就職か大学院進学どっちが有利?

この記事では、「理系は学部卒か院進か」について、22卒で就活を行っていた僕ががわかりやすく解説していきます。

koshi

最後まで読むと、あなたが「理系学部卒就職するべきか大学院進学するべきか」わかると思います

ぜひ参考にしてください。

理系学部卒就職と大学院進学どっちが多い?大学院進学率は?

就活

結論からいうと、学部卒就職する人が多いです。

文部科学省のこちらのデータを参考にすると、全学部の大学院等への進学率11.3%です。

一方理系の大学院進学率はこちらデータによると、理学部は40.8%,工学部は36.4%となっています。

おおよそ4割程度が大学院に進学していることがわかります。

ただし

大学院進学率は、大学や研究室によっても異なる

有名な上位大学だと9割ぐらいの学生が大学院に進学しているとも言われています。

ちなみに僕の大学は5割程度でした。

僕からのアドバイスは、他人の意見で判断するのではなく自分自身で進路選択するようにしてください。

  • 周りが大学院に行く
  • 周りが就職する

といった理由で、あなたの進路を決めないようにしてください。

迷っている人も多いと思うので、大学院に進学するメリットと学部卒就職のメリットを実体験を踏まえて解説していきます。

【理系】学部卒就職のメリット

ひらめき

理系学部卒就職のメリットは以下の通り

学部卒のメリット

  • 学部に関係なく就活できる
  • 実務経験を早く積める
  • 就活時に研究成果はそこまで求められない
  • 大学院の費用がかからない

それぞれメリットを1つずつ詳しく解説していきます。

メリット1:学部に関係なく就活できる

1つ目のメリットは「学部に関係なく就活できる」こと。

なぜなら、学部卒には専門性が求められていないから。

学部関係なく就活

  • 情報学部でも食品業界
  • 理学部でも広告業界
  • 農学部でもIT業界

上記のように、学部卒就職のメリットは、学部にとらわれず就活することができます。

あなたが、今学んでいる分野に興味がないのであれば、学部卒就職するべきだと思います。

メリット2:実務経験を早く積める

2つ目のメリットは「実務経験を早く積める」こと。

当然ながら、大学院卒よりも2年早く社会に出るので、実務経験を積めます。

入社する企業によっては、大学院でやるようなことをそのままやることもあります。

実際、僕の友人に学部卒で理系就職して、「大学院でやるようなことと一緒のことをしている」と言っていました。

その友人は、「本当に学部卒就職してよかった」とも述べています。

メリット3: 就活時に研究成果がそこまで求められない

3つ目のメリットは「 就活時に研究成果がそこまで求められない 」こと。

なぜなら「研究が始まっていない人が多い」から。

就活は、大体4年の3月から始まります。

研究の場合、研究室によって始まる時期が異なりますが、4年の3月の時点で研究が始まっているところは少ないです。

僕の研究室では、がっつり始まったのは「6月ごろ」でした。

遅い研究室だと夏ごろになって、ようやく研究が始まるところさえあります。

そういったこともあり企業側がそもそも学部生には研究内容や実績について、求めてきません。

実際、研究内容についてものすごく「深掘りされる」ことはありませんでした。

メリット4: 大学院の費用がかからない

4つ目のメリットは「 大学院の費用がかからない 」こと。

当然ながら大学院に進学しなければ、大学院の費用がかかりません。

・大学院の学費

・家賃

・水道光熱費

上記のように、大学院の学費だけでなく、1人暮らしをするなら家賃や水道光熱費といったものもかかります。

経済的状況は人それぞれだと思うので、そこら辺も考慮するのがいいと思います。

学部卒就職にしよう!と思ったら、コチラの記事を読んでください!

理系に特化したオススメの就活サイトをまとめています。

大学院進学のメリットを見ておきましょう。

【理系】大学院進学のメリット

ひらめき

大学院進学のメリットは以下の通り

大学院進学のメリット

  • 専門的な知識がつく
  • 就活でアピールできるエピソードが増える
  • 理系職だと学部卒より有利
  • 初任給が高い

それぞれ1つずつ詳しく解説していきます。

メリット1:専門的な知識がつく

1つ目のメリットは「専門的な知識がつく」こと。

学部卒就職では「研究時間」に多く使えません。

しかし、大学院進学すれば2年間がっつり研究に取り組めるので、ある程度の「専門的な知識」がつきます。

専門知識がある状態で、入社することで他者と差別化することができます。

メリット2:就活でアピールできるエピソードが増える

2つ目のメリットは「 就活でアピールできるエピソード 」こと。

当然ながら、大学院進学すれば2年間の学生生活が増えます。

それにより就活でよく聞かれる

・自己PR

・学生時代に力を入れたこと

上記のようなことの話せるエピソードが増えます。

メリット3:理系職は院卒のが有利な企業が多い

3つ目のメリットは「 理系職は院卒のが有利な企業が多い」こと。

これは、身をもって体験しました。

理系職は院卒のほうが有利

  • 大学院卒しか採用しない企業もある
  • 学校推薦も大学院限定の場合もある
  • 理系の学部卒採用人数が極端に少ない企業がある

上記のようなことがあります。

志望企業が明確であるなら「学部卒採用しているか」早めに確認するようにしましょう。

メリット4:学部卒就職より初任給が高い

1つ目のメリットは「 学部卒就職より初任給が高い 」こと。

  • 大学院卒の初任給の平均は、24万程度。
  • 学部卒の初任給の平均は、21~22万程度。

これは、入社する企業や職種といったことにも違いがありますが、学部卒就職より大学院卒のほうが初任給が高いという傾向は頭に入れておきましょう。

ただ「初任給が高い」という理由だけで、大学院進学はオススメできません。

なぜなら2年間はとても貴重だから。

ただ2年間行くだけでは意味がありません。

大学院進学するのであれば、

大学院の2年間充実度 > 学部卒の2年間充実度

上記のような過ごし方をしなければ、時間もお金も無駄にしかねません。

自分から研究を率先してやっていかなければ、無駄な2年間になります。

最後の章では、学部卒か大学院進学で迷ったときの対処法を解説していきます。

学部卒か大学院進学で迷ったときの対処法

ひらめき

学部卒か大学院進学で迷ったときの対処法をご紹介していきます。

ぜひ参考にしてください。

対処法1.とりあえず就職活動してみる

迷っているなら「とりあえず就職活動」してみましょう。

理由は3つあります。

とりあえず就活を勧める理由

  • 就活から大学院進学への切り替えは容易
  • 結局悩むから
  • 2年後の就活につながる

そtaisyohouれぞれ解説していきます。

就活から大学院進学への切り替えは容易

1つ目は就活から大学院進学への切り替えは容易だから。

同じ大学の大学院に進学するのであれば、難易度はそれほど高くありません。

就活➡大学院進学切り替え

大学院進学➡就活に切り替え

上記のように、大学院進学から就活への切り替えはリスクが高いです!

実際僕の友人に、途中で就活に切り替えた人がいました。

エントリーが締め切られていたり、エントリーシートの書き方がわからないといった、多くの問題が生じていました。

迷ったら「とりあえず就活」と頭に入れておいてください。

結局悩むから

2つ目は、結局悩むから

進路については「正解」がないので、結局悩みます。

1ヶ月前は就職しようと思っていたけど、今は大学院行きたい。のように、コロコロ変わります。

僕自身もとても悩みました。

  • 就活をするか
  • 大学院に進学するか
  • 他大学の大学院に進学するか

上記のようなことで、悩みました。

とりあえず就活したことによって、「大学院に進学ではなく、学部卒就職にしよう」と決めることができました。

2年後の就活につながる

3つ目は、2年後の就活につながるから

仮に大学院進学したとしても、2年後には就職活動を行います。

大学3年生の段階で就職活動を少しだけでもしてみることは、2年後の就職活動にも繋がります。

決して無駄にはなりません。

「とりあえず就活してみよう!」と思ったらコチラの記事を読んでください!

理系就活生にオススメのサイトをまとめてあります。

対処法2.研究に興味をもてるか考える

迷っているなら「研究に興味をもてるか」考えましょう。

なぜなら、大学院に進学したら2年間も研究活動をするから。

興味のないことを2年間も費やすのは、明らかに時間の無駄です。

そのためには、研究活動に早く着手する必要があります。

研究スタートと就活スタートのずれがある

  • 就活は4年に上がる3月
  • 研究は4年の前期もしくは夏以降

研究活動を始めたうえで、就活か大学院進学かの判断をするべきです。

  • 学部卒就職にするべきか
  • 研究に興味を持って大学院進学するべきか

上記のようなことは実際にやってみないとわかりません。

就活が始まる前までに、研究活動に着手するのがオススメです。

しかし、早めに研究活動に着手できない可能性があります。

そういった場合は、同じ研究室の先輩の手伝いをするなどして「研究活動がどういうものなのか」理解するように心がけましょう。

そうすれば、自分がどちらか判断しやすくなります。

学部卒か大学院進学かは自分で決めよう

就活

いかがでしたか?

この記事では、「理系は学部卒か大学院進学するべきか」についてご紹介しました。

最後に内容のおさらいをしましょう。

記事のおさらい

理系の大学院進学率とは

  • 大学や研究室にも異なるが、大体4割程度。

学部卒のメリット

  • 学部に関係なく就活できる
  • 実務経験を早く詰める
  • 就活時に研究成果が求められない
  • 大学院の費用がかからない

大学院進学のメリット

  • 専門的な知識が就く
  • 就活でアピールできるエピソードが増える
  • 理系職だと学部卒より有利
  • 学部卒より初任給が高い

迷ったときの対処法ステップ

1.迷ったらとりあえず就活する。

なるべく早い段階で研究活動に着手するか先輩の研究活動を手伝う

上記2つを同時並行で行う。

今回は以上です。

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