ホワイト企業に就職したい。
でも見分け方がわからなくて困っています。
ホワイト企業に就職したいけど、どうやって見分けるか分かりづらいですよね。
志望企業があるけれど、もしかしたらブラック企業かもしれないという不安もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、新卒就活生向けに「ホワイト企業の見分け方」について解説していきます。
ホワイト企業かしっかり判断せず入社してしまうと、就活のがんばりが無駄になってしまうかもしれません。
この記事を読めば、「志望企業がホワイト企業か」見分けるようになると思います。
ぜひ参考にしてください。
ホワイト企業の定義
ホワイト企業の定義は、簡単にいうと一般的に「労働者が働きやすい会社」のこと。
ホワイト企業認定を行うホワイト財団は「家族に入社を勧めたい次世代にのこしていきたい企業」と定義しています。
- 長期にわたって健全な経営を続けられる優れたビジネスを行う企業
- 従業員が安心して働き続けられるために優れた社内統治を行う企業
- 時代のニーズに合わせた従業員の働きがいを高く保つ企業
ホワイト財団は上記3要素を合わせ持ってことホワイト企業にふさわしいとされています。
要するに、ホワイト企業の定義は「労働者が働きやすく、経営が安定している企業」といえるでしょう。
ホワイト企業と聞くと、つい労働環境ばかり意識しがちです。
しかし、「経営が安定し、潰れにくい」こともホワイト企業の重要な指標定義に含まれるというわけです。
東京商工リサーチによると、企業の平均寿命は23,3年とされています。
しっかり経営が安定している企業を選ばないと、突然の倒産なんてこともあるかもしれません。
どんなに働きやすい会社(働きやすさの観点からいえばホワイト企業)だとしても、つぶれてしまっては元も子もないですよね。
新卒でできるだけホワイト企業に入社できるように、ホワイト企業の見分け方を確認しておきましょう。
というわけで次の章でホワイト企業の見分け方をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
ホワイト企業の見分け方 【新卒就活】
ホワイト企業の見分け方は以下の通り
ホワイト企業の見分け方
- 就職四季報の3年後離職率
- 有休取得率・有休取得日数
- ホワイト企業認定マーク
- OpenWorkの企業評価
- 企業の成長性や安定性
上記を見ると見分けることが出来ると思います。
それぞれ一つずつ解説していきますね。
就職四季報の3年後離職率
1つ目は「3年後離職率」を見ること。
就職四季報の3年後離職率とは、新卒で入社した社員数のうち、3年以内に離職する社員の割合です。
3年後離職率が高い企業ほど、社員の不満が高く、業務がきつい傾向があるとわかります。
反対に離職率が低い企業は、長く働ける企業、社員を大切にする企業だといえるでしょう。
厚生労働省の調査によると、平成29年3月卒業者の新卒3年以内の離職率は32.8%とされています。
おおむね毎年3年後離職率の平均は「30%」程度です。
ただ30%以下だからといって、ホワイト企業というわけではありません。
ホワイト企業を求めるなら、20%以下を1つの指標とするのがいいと思います。
中には、3年後離職率がNA(非公開)の企業もあります。
答えないには何かしら理由があるはずですよね。
NAの企業は要注意して見てみるようにしましょう。
業界でも差があるので、同業界と比べてみるのもいいと思います!
有休取得率・有休取得日数
2つ目は「有休取得率・有休取得日数」を見ること
有給取得率・有休取得日数は、「与えられた有給休暇をどれだけ取得しているか」確認できます。
つまり「有給休暇が取りやすいかどうか」がわかるというわけです。
厚生労働省の「令和2年就労条件総合調査の概況」によると、日本の平均有給取得率は「56,3%」、日本の平均有給取得日数は「10.1日」
ホワイト企業か見分けるなら、有給休暇取得率が60%以上、有給取得日数は12日程度を目安にするといいと思います。
農業機械で有名なクボタは有給取得年平均「21日」
空調で世界トップクラスのダイキン工業は有休取得年平均「19.4日」
上記のような企業は、とても有給休暇が使いやすい企業といえますね。
ホワイト企業認定マーク
3つ目は「ホワイト企業認定マーク」をどのくらい取得しているか見ること
安全衛生優良企業マーク推進機構のサイトで確認ができます。
安全衛生優良企業マーク推進機構とは、「安全衛生優良企業」と「そうでない企業」を判別し公表することで、安全で健康に働く人のための企業情報を提供することを目的に発足した非営利の組織.
厚生労働省から受託して運営されています。
このサイトでは、企業がどんなホワイト企業認定マークを取得しているか確認することができます。
例えば、学生から毎年人気な「伊藤忠商事」を検索してみます。
検索すると、下記の写真のような形で、どのホワイト企業マークの認定を受けているかわかります。
もしあなたが志望する企業があったら、このサイトを利用して検索してみてください。
このサイトにはホワイト企業認定マークをたくさん取得した企業一覧なども閲覧可能です。
「とにかくホワイト企業に就職したい!」という人に超オススメサイトです。
ぜひ利用してみてください。
OpenWorkの企業評価
4つ目は「OpenWorkの企業評価」を見ること
簡単にいうと、社員の口コミサイトで、掲載企業数が13万社以上あり、1,100万件以上の社員口コミが閲覧できます。
OpenWorkはおもに転職希望者が使うWebサービスで、従業員や転職者が匿名で、「自分が勤めている会社はどんな会社か」を入力していく仕組みです。
OpenWorkで企業合評価は以下の指標で点数化されています。
企業評価指標
- 総待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しの良さ
- 社員の相互尊重
- 20代の成長環境
- 人材の長期育成
- 法令順守意識
- 人事評価の適性官
上記8つの指標の5段階評価の平均値で算出されます。
数値の目安としして、3以上の企業をみるといいと思います!
総合評価点が2.5以下の企業は少し入念にチェックしてみるといいかもしれません。
ここではグーグル合同会社を見てみましょう。
8つの指標をもとに、写真のように、八角形の図が閲覧できます。
この八角形が大きければ大きいほど、勢いがあり、社員の満足度が高い「ホワイト企業」といえます。
グーグル合同会社の総合評価点4.72点と高スコア。
常に社員の働きやすさを考えてる会社で有名なので、評価点がとても高いですね。
また社員のリアルな声を閲覧できるので、企業研究をする際にもとても役に立ちます。
写真のように、企業の強み・弱み・展望なども見ることができます。
実際にグーグル合同会社で働いているor働いていた人が記載しているので、信頼度が高いといえるでしょう。
エントリーシート作成や面接の選考対策などにも、使えるのでぜひ活用してみてください。
口コミサイト使用の注意点として、ネガティブ要素が集まりやすいということを覚えておきましょう。
転職者全てが、円満の転職でない可能性があります。不満があって転職する人もいます。
同じ業界の企業と比較して、どういったネガティブ意見があるのか判断するのもいいと思います。
グーグル合同会社は大枠でいえばインターネット業界に位置しています。
たとえば
・日本マイクロソフト株式会社
・アマゾンジャパン合同会社
・ヤフー株式会社
上記のような企業を見つつ、同業界の中で比較していくのもとてもオススメです。
その他の口コミサイトとしてオススメはエンライトハウスです。
年間5000万ユーザーが利用しています。
同じ企業で、OpenWorkの評価とエンライトハウスの評価の2つを見比べるのも良いと思います。
企業の成長性や安定性を見る
5つ目は「企業の成長性・安定性を見る」こと
どんなに働く環境がよく見えたとしても、潰れてしまっては元も子もありません。
そのために必要になってくるのが企業研究です。
企業研究は、こちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
もし、企業の財務諸表を見たい場合は、コチラの記事を参考にしてみてください。
とてもわかりやすく解説されています。
まとめ:ホワイト企業か見極めて就職しよう。
いかがでしたか?
本記事では、「ホワイト企業の見分け方」について解説してきました。
最後に記事のおさらいをしましょう。
本記事のおさらい
ホワイト企業とは労働者が働きやすく、経営が安定している企業
ホワイト企業の見分け方
- 就職四季報の3年後離職率
- 有休取得率・有休取得日数
- ホワイト企業認定マーク
- OpenWorkの企業評価
- 企業の成長性や安定性
志望企業がホワイト企業であるかチェックしてみてください!
ここまでホワイト企業の見分け方をご紹介してきましたが、ホワイト企業の定義は人によって変わります。
例えば、どんなに残業時間が多くても「あなたが心からやりたいこと」ができる会社であれば、あなたにとっては「ホワイト企業」といえるでしょう。
しっかり自分の中で会社に何を求めるかを明確にしておくのが就活では大切になります。
そのためには、自己分析をして就活の軸を明確にすることが大事です。
自己分析のやり方を参考にしてみてください。
ブラック企業の見分け方を知りたい人はコチラの記事を参考にしてみてください。
YouTubeで企業紹介しています。ぜひ遊びに来てください。