「面接で逆質問しないと落ちるのか。したい逆質問が思い浮かばない」と悩んでいませんか?
面接で逆質問はしなくてもいいという意見もあれば、逆質問を絶対するべきという意見もありますよね。
両方の意見があって就活生は迷ってしまいますよね。
中には逆質問をしたいけど、どんな逆質問をしたらいいかわからない就活生もいるかと思います。
僕は2022卒理系で実際に最近まで就活を行っていました。
そこで2023年、2024年卒就活生のために、「面接で逆質問しないと落ちるのか」について、最近まで就活を行っていた僕の視点から解説します。
この記事を読むことで、面接官に刺さる逆質問もわかると思います。
ぜひ参考にしてください。
面接で逆質問しないと落ちる?
結論からいうと、面接で逆質問しないからといって落ちるわけではありません。
なぜなら、面接官は就活生を身だしなみ、話し方、表情や熱意といった総合的に判断しているから。
たった1つの要素だけで、採用を決めているわけではありません。
しかし僕個人としては、「逆質問はするべき」と考えています。
なぜなら、逆質問は入社意欲や熱意をアピールする絶好のチャンスだから。
リクルートの就職白書2022によると、
企業が採用基準で重視する項目は、
- 人柄(94.5%)
- 自社/その企業への熱意(80.7%)
- 今後の可能性(68.7%)
- 性格適性検査の結果(43.6%)
- 基礎学力(37.5%)
となっています。
面接官からの高評価の逆質問をすれば、面接官の8割が重視していると解答した「自社/その企業への熱意」をアピールできます。
面接官から「何か質問ありますか?」と聞かれた際は、積極的に逆質問しましょう!
次の章で面接で逆質問を聞かれる理由を理解しておきましょう。
面接で逆質問を聞かれる理由
面接で逆質問を聞かれる理由は以下の通りです。
逆質問を聞かれる理由
- 就活生の入社意欲・熱意を知るため
- コミュニケーション能力を確かめるため
- 社風との相性を見極めるため
それぞれ1つずつ解説していきます。
就活生の入社意欲・熱意を知るため
面接で逆質問を聞かれる理由1つ目は「就活生の入社意欲・熱意を知るため」です。
面接官は就活生が何社、何十社と面接を受けていると思っています。
そこで自社への志望度がどのくらいか知るために、逆質問をします。
逆質問がしっかり用意されていれば、「入社意欲が高い」「入社への熱意がある」と判断してもらえます。
逆質問が用意されていないと、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
逆質問は、「就活生の入社意欲」を確認するとっても便利な質問というわけです。
コミュニケーション能力を確かめるため
面接で逆質問を聞かれる理由2つ目は「コミュニケーション能力を確かめるため」です。
就活でのコミュニケーション能力は
- 相手が言っていることを正しく理解する力
- 伝えたいことを適切に表現し、相手に理解してもらう力
上記の力です。
逆質問では、2つ目の「伝えたいことを適切に表現し、相手に理解してもらう力」が試されています。
こんな経験はありませんか?
- 質問したら、聞きたいことと違う解答が返ってきた
- 自分が何を聞きたいか明確にせず、質問してしまった
上記のようにならないために
逆質問をする際は「相手が理解しやすい質問」にする必要があります。
面接官は、逆質問の質から、就活生のコミュニケーション能力を判断しています。
- 何を聞きたいのかわからない逆質問
- 面接で聞く必要のない逆質問
上記のようでは、質問力が低いと判断されてしまいます。
逆質問は事前に準備するようにしましょう。
社風との相性を見極めるため
面接で逆質問を聞かれる理由3つ目は「社風との相性を見るため」です。
逆質問は、ある程度自由度があります。
そのため、逆質問の内容によって、何を重視しているかといった就活生の性格が反映されます。
例えば、チームで働いて成果を上げる協調性を大事にしている企業に、「個人でプロジェクトを進めることはありますか?」を質問してしまうと、高い評価を得ることができません。
社風との相性を見極めるたに逆質問されるということを覚えておきましょう!
次の章で面接官に刺さる逆質問のポイントをご紹介します
内定率アップ:面接官に刺さる逆質問のポイント
内定率がアップする逆質問は以下の3つです。
逆質問のポイント
- 自分の知識との差異を聞く
- 面接官が話したくなる逆質問をする
- 企業と時事ネタを絡めた逆質問をする
1つずつ解説していきます。
自分の知識との差異を聞く
内定率アップする逆質問のポイント1つ目は「自分の知識との差異を聞くこと」です。
高い質問力は高評価に繋がります。
そのためには、自分の理解を表明したうえで、差異を聞くようにしましょう。
逆質問の前に、 理解している部分を伝える➡そこからわからない部分を聞く
上記のような流れにするのがオススメです。
このようにすると、
- 「下調べをしっかりしている」という入社意欲や熱意のアピールになる
- 自分の考えを盛り込むことで他者との差別化を図れる
- 面接官に質問力を評価してもらえる
といったメリットがあります。
例えば、
- 競合他社に比べて、御社は○○業界への売上が高く、そこに強みがあるという印象を受けたのですが、実際に働いている方たちは自社の強みはどこにあると考えていらっしゃいますか?
- ◯◯が主力サービスだとホームページで拝見しましたが、他社のサービスと比較してどういった点で優れているのでしょうか?
- 御社の○○という理念に共感したのですが、その理念達成のために取り組んでいることを教えてください。
といった感じです。
こういった質問をすることで、企業について調べていることをアピールしつつ、「御社についてもっと知りたい」という熱意や意欲を伝えることができます。
面接官が話したくなる逆質問をする
内定率アップする逆質問のポイント2つ目は「面接官が話したくなる逆質問をする」です。
面接が1次、2次、3次、最終面接といくにしたがって、面接官は役員クラスの人になります。
役員ともなると今までにたくさんの苦労をしてきたと考えられます。
人は誰でもそうした苦労や努力について語りたいものですし、それがプライドが高い役員ともなると、嬉しそうに、語ってくれるはずです。
例えば、
- ○○の災害によって御社の工場は、非常に被害を受けたと思うのですが、その大変な時に社員の方の士気をどのように高められたんですか?
- ○○の責任者となられるまでの秘訣はありますか?
- ○○様がの仕事で最もやりがいを感じたエピソードを教えてください。
といったように、苦労話や武勇伝を聞くのがオススメ。
だれでも答えられ質問ではなく、その面接官でないと答えられない歴史のある逆質問をするようにしましょう。
そのためには、面接官のプロフィールを事前に調べておくことが大切になります。
面接官がだれかわかるのであれば、入念にチェックしましょう!
企業と時事ネタを絡めた逆質問をする
内定率アップする逆質問のポイント3つ目は「企業と時事ネタを絡めた逆質問をすること」です。
このような逆質問をすることで、
- 情報感度の高さの評価
- 入社意欲や熱意のアピール
に繋がります。
例えば、
- コロナ感染拡大防止のために、御社ではどのような取り組みをされていますか?
- ○○というニュース記事を拝見しました。御社には影響があるのでしょうか?
- デジタル化の動きによって、御社では○○に取り組まれていると思います。そのほかにデジタル化に関する取り組みがありましたら教えてください。
といったように、なるべく志望企業に関係する時事ネタを絡めて質問するのがいいです。
企業に直接関係する時事ネタもあれば尚更良いです。
企業に関係する情報に常にアンテナを張り、面接前に逆質問を準備しておきましょう。
最後の章で、NGな逆質問をご紹介します。
面接でNGな逆質問
面接でNGな逆質問は以下の通りです。
NG逆質問
- 調べればわかること
- すでに説明されたこと
- 待遇面ばかりの逆質問
1つずつ解説していきます。
調べれば分かること
NGな逆質問1つ目は「調べればわかること」です。
企業のホームページに書いてあることを逆質問すれば、「下調べしていない」ことの証明に繋がります。
何も準備していません!と言っているようなものです。
例えば
- 御社の企業理念は何ですか?
- 御社はどのような商品を取り扱っていますか?
- 売上高を教えてください
上記のようなことは、事前に調べればわかります。
悪い印象を与えないためにも、準備不足がバレる逆質問はしないようにこころがけましょう。
すでに説明されたこと
NGな逆質問2つ目は「すでに説明されたこと」です。
説明会などで説明されたことを逆質問で聞くと、
- 人の話を聞いていない
- 志望度が低い
といったような判断をされてしまいます。
そのため、説明会などではメモをしっかりとりましょう。
説明会、座談会などで聞いたことに対して、さらに深掘りのための逆質問をするといいと思います。
待遇面ばかりの逆質問
NGな逆質問3つ目は「待遇面ばかりの逆質問」です。
給与や休日といった待遇は、企業選びでとても大事です。
しかし、それに関する逆質問ばかりでは面接官に「仕事への興味が薄い」と悪い印象を持たれてしまう可能性もあります.
例えば、
- 有給はいつから取得できますか
- 残業ははありますか
- 福利厚生はどのようなものがありますか
こういったものは、気になると思いますが、しないほうが無難です。
まとめ:逆質問を事前に準備し、面接を突破しよう
いかがでしたか?
本記事では、「面接で逆質問しないと落ちるのか」について解説してきました。
最後に記事のおさらいをしましょう。
本記事のおさらい
- 逆質問しないからといって落ちるわけではない
- 内定率をアップさせたいなら逆質問はするべき
- 面接の逆質問は入社意欲や熱意が伝わるようにする
3つのポイントを意識して、逆質問をしてみてください!