企業研究のやり方がわからない
どうやって企業研究するの?
この記事では、企業研究のやり方について、徹底的に解説していきます。
本記の通りに企業研究すれば、内定にグッと近づきます。
「企業研究の目的から見るべきポイント」までわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
企業研究とは?
企業研究とは、「興味のある企業について、いろんな角度から調べ、企業への理解を深めること」です。
自己分析や業界研究と同様、就活の中でとても重要な作業の一つです。
自己分析や業界研究のやり方は以下の記事で解説しています。
企業研究をしっかりすることは、内定獲得にに大きく関わっています。
企業研究するメリット
- 自分が企業にマッチしているかわかる
- 選考対策になる
- 企業の業界内での立ち位置がわかる
上記のようなメリットがあります。
企業研究の重要性は、孫子の言葉からもわかります。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
引用:孫子
わかりやすく言うと、「敵の実力と自分の実力をきちんと知っていたら、負けることはない」ということです。
自己分析で自分について理解を深めたら、企業研究で敵(企業)への理解を深めましょう。
ただ企業研究を行うのではなく、目的をもって行うことが大切です。
次の章で、企業研究の目的を明確にしておきましょう。
企業研究の目的
企業研究を行う目的は以下の2つです。
企業研究の目的
- 志望業界の中から企業を選ぶため
- 志望動機の作成・面接対策のため
上記のような目的があります。
それでは、1つずつ解説してきますね。
志望業界の中から、志望企業を選ぶため
1つ目の目的は、「志望業界の中から、志望企業を選ぶため」です。
就活では志望業界をある程度絞った後、企業を選ぶ必要があります。
そのためには、どのような企業が業界内にあるか幅広く知らなければなりません。
業界内の企業を広く知ったうえで、自分に合った企業を選びます。
企業研究をしっかり行うことで、
- 自分が本当に働きたいと思える企業に出会える
- 内定後のミスマッチを防ぐことができる
といったメリットがあります。
まだ志望業界が絞れていないという人は、こちらの記事を参考に志望業界を絞りましょう。
志望動機作成・面接対策のため
2つ目の目的は、「志望動機作成・面接対策のため」です。
破選考を突破するためには「だれでも書けるような志望動機」を書いてはいけません。
他人と差別化した志望動機を作るには、企業への深い理解が必要になります。
企業への深い理解が必要
- なぜこの企業じゃないといけないのか
- この企業で成し遂げたいことは何か
- この企業は、業界内で比較してどうなのか
説得力のある志望動機を作るには、企業のことを知ることが大切です。
企業研究することは、面接対策にも繋がります。
なぜなら実際の面接では、「業界・企業への理解を前提に深い質問をされる」から。
僕も実際、企業研究をしっかりしたことで、「よく企業研究されていますね」と好印象を持っていただけました。
次の章では、企業研究のやり方を解説していきます。
企業研究のやり方・仕方
企業研究は、業界研究と同様、非常に大事な作業です。
しかし、大事といわれても、どのように企業研究を行ったらいいかわからないのが現実ですよね。
そこで「企業研究で見るべきポイント」をご紹介していきます。
企業研究で見るべきポイント
企業研究で見るべきポイントは以下の2つです。
企業研究で見るべきポイント
- 同業界での位置づけ、他社との違い
- 企業の特徴
それでは、1つずつ解説していきますね。
同業界での位置づけや他社との違い
1つ目は「同業界内での位置づけや他社との違い」を見ること。
見るべき情報
- 業態や取引先・販売先の違い(BtoBなのかBtoCなのか)
- 事業規模の違い(売り上げ高、営業利益、海外売上高比率)
- 業界内での強み(○○に特化・○○のシェア1位)
上記のようなことを見て、企業の位置づけや他社との違いを確認していきます。
同一業界では事業内容やビジネスモデルは大抵近いですが、その中でも強い分野があったりと、違いがあります。
学生に人気な5大商社を業界内での強みを比較します。
5大商社強み比較
- 三菱商事:金属資源
- 伊藤忠商事:非資源分野
- 三井物産:資源分野
- 丸紅:電力・穀物
- 住友商事:メディアと不動産
上記のように、企業によって、強みが違うことが確認できます。
もう一つ例を見ておきましょう。
コチラも学生に人気な化粧品業界を見てみます。
化粧品業界の売上高比較
- 資生堂:1兆1,315億円
- 花王:6,423億円
- POLA :3,277億円
上記のように売り上げ高に違いがあったりします。
具体例で示したように、企業間の違いをメインにみていきましょう。
業界内での立ち位置や違いを理解することは、企業の強みや魅力を理解することにも繋がります。
企業の特徴
2つ目は「企業の特徴」を知ること。
見るべき情報
- 企業情報(企業理念・資本金・社員数など)
- 事業内容(どんなビジネスモデルなのか・どんなサービスを提供しているのか)
- 採用情報(採用人数・初任給・募集職種・選考プロセス)
- 社内の制度(教育制度・福利厚生・休暇制度)
- 社風(職場の雰囲気・年齢層・チーム重視or個人の裁量)
上記のようなことをみていきます。
1つ目のポイントよりも深く調べ、企業について理解を深めましょう。
企業研究しながら、自分の就活の軸とマッチしているのか確認していきます。
そうすることで、それは志望動機につながります。
ミスマッチの具体例
就活の軸「成果主義の企業がいい」
企業研究したA社「完全な年功序列」
上記のような場合、マッチしていないとわかります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、企業研究をしっかり行いましょう。
就活の軸を決めていない人はコチラの記事を参考にしてください。
最後の章では、企業研究に役立つツールや手段をご紹介します。
企業研究におすすめツール・手段
企業研究で見るべきポイントを確認した後は、調べる手段を理解して、実際に企業研究を行いましょう。
様々な手段を用いることで、いろんな観点から企業研究できます。
オススメの企業研究に役立つツール・手段は以下の通り
企業研究に役立つツール
- 企業HP・採用HP
- 業界地図
- 会社四季報
- ONE CAREEA
1つずつ解説していきます。
企業HP・採用HP
1つ目は「企業ホームページ(HP)・採用HP」です。
企業の公式ホームページには、基本的な情報がわかります。
企業がアピールしたい点、その企業が掲げるビジョンや代表のメッセージも掲載されています。
この際の注意点として、新卒採用の欄だけ見ないようにしましょう。
新卒採用HPは、会社の良い部分だけが見えてしまいがち。
企業の客観的データを見る必要があります。
その際企業の公式ホームページのIR情報を活用するのがオススメです。
IRとは「企業が投資家に向けて経営情報や財務状況、今後の見通しなど業績に関わる情報を発信しているもの」です。
IRを見ることで、企業の事業リスクや今後の事業展開を把握できます。
企業の強みだけでなく弱みも理解できるので、志望動機作成にも役に立ちます。
業界地図
2つ目は「業界地図」です。
東洋経済新報社から毎年出版される「業界地図」
非常に有名な本で、就活生は1冊持っておいて損はしないでしょう。
カラーでわかりやすく、企業間のつながりや勢力図を見ることができます。
企業研究では、企業そのものだけでなく、業界とのどういった関係・つながり・立ち位置を把握する必要があります。
図でわかりやすく見えるので、とてもオススメです。
就職四季報
3つ目は「就職四季報」です。
東洋経済新報社が発行している「就職四季報」は企業から掲載料をもらわずに作成しているので、客観的なデータを見ることができます。
5000社以上の企業情報が業界別に掲載されていて、人事部に聞きづらい内容(平均年収・採用実績・有給取得状況・3年後新卒定着率)などがわかります。
総合版、優良・中堅企業版、女子版、企業研究・インターンシップ版などの種類があります。
エントリーや試験の情報、給与体系や福利厚生まで、就活に必要な情報から働いたときのことまで、わかるので、オススメです。
ONE CAREEA
ワンキャリアは「大手企業に強い就職サイト」です。
大手企業に行きたい人は多いと思います。
そんな人の企業研究を手助けしてくれるのがワンキャリアです。
内定者のエントリーシートも見放題なので、ぜひ利用してみてください。
企業研究のやり方をマスターして、就活を成功させよう
いかがでしたか?
この記事では、「企業研究のやり方」を徹底的に解説しました。
最後に内容のおさらいをしましょう。
記事のおさらい
企業研究の目的
- 志望業界の中から志望企業を選ぶため
- 志望動機の作成・面接対策のため
企業研究で見るべきポイント
- 同業界内での位置づけや他社との違い
- 企業の特徴
企業研究は、自己分析と同様、就活でとても大切な作業です。
今回紹介したことを意識して、企業研究をやりましょう!