就活中だけど業界が多すぎて絞れない。
そもそも業界って絞るべき?
この記事では、「志望業界の絞り方」について、わかりやすく解説していきます。
最後まで読むと、あなたにあった業界が見つかるはず。
本記事の通りに志望業界を絞れば、内定にグッと近づきますよ
「志望業界を絞るメリットやデメリット」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
そもそも志望業界を絞って就活するべきか
結論からいうと、ある程度志望業界は絞るべきです。
僕は、3つの業界にすることをお勧めします。
なぜなら、効率よく就活できるから。
実際就活がうまくいっている人は、大体業界を絞っています。
1つの企業を受けるのにも多くの準備が必要になります。
業界を絞ることで効率よく就活できます。
YouTubeにてアンケートをとった結果、約80%の人が業界を3つ以下に絞っていることがわかりました。
就活は永遠にできるものではありません。
時間に限りがあるので、ある程度業界を絞りましょう。
次の章では、志望業界を絞るメリットとデメリットをみていきます。
就活で志望業界を絞るメリット2選・デメリット2選
就活で志望業界を絞るメリットとデメリットは以下の通り。
業界絞るメリット
- 業界研究に時間を使える
- 業界について詳しくなり、面接対策になる
業界を絞るデメリット
- 就職先の選択肢が減る
- 他業界の知識が浅くなる
それぞれ1つずつ順番に解説していきますね。
メリット1:業界研究にしっかり時間を使える
1つ目のメリットは「業界研究にしっかり時間を使える」こと。
志望業界を絞っておくと、無駄な業界研究をする必要がありません。
しっかり志望業界の業界研究ができます。
就活では、1社受けるだけでも多くの時間を要します。
仮に絞っていないと、受ける企業の業界ごと対策を行うので、効率が悪いです。
就職難易度の高い企業になればなるほど、業界の理解が大切になってきます。
メリット2:志望動機に説得力が高まり、面接対策になる
2つ目のメリットは「志望動機に説得力が高まり、面接対策になる」こと。
1つ目で述べたとおり、業界研究にしっかり時間を使えるので、業界について深い知識がつきます。
面接対策になる
- 業界研究に多くの時間を費やせる
- 業界について深い知識がつく
- 深い知識を用いて志望動機が作れる
上記のような流れで、志望動機を作れるので、説得力が高まります。
さらに
- 業界の動向や待遇
- 業界内の各企業の違い
- 業界内の各企業の業績推移
といった深い知識があると、面接官にちょっと難しいことを聞かれても柔軟に対応できます。
わかりやすく言うと
「業界を絞る」ことは「面接対策」に繋がるということ
デメリット1:就職先の選択肢が減る
デメリット1つ目は「就職先の選択肢が減る」こと。
業界を絞れば、それに関わる企業以外は受けません。
それにより就職先の選択肢が減ります。
しかしこのデメリットは、大した問題にはなりません。
絞っても大丈夫な理由
- 業界を3つ程度に絞るなら、企業数は十分ある
- 業界を絞らずに受けると、効率が悪い
- 毎年多くの学生が業界を絞っている
業界を絞らなかった場合のデメリットが多すぎます。
僕も実際に業界を絞っていたので、問題なしです!
デメリット2:他業界の知識が浅くなる
デメリット2つ目は「他業界の知識が浅くなる」こと。
業界を絞るので、それと関係ない業界は業界研究しません。
それにより、他業界の知識が浅くなります。
しかし、以下に示す解決策を実践すれば、問題はありません。
デメリットの解決策
志望業界と関わりのある業界も、少し業界研究をする
解決策の具体例
- 映画業界を志望➡芸能や音楽業界も軽くみる
- 旅行業界を志望➡ホテル業界も軽くみる
- 地方銀行業界を志望➡都市銀行や損害保険業界も軽くみる
上記のように、志望業界に近い業界も軽く業界研究するようにしましょう。
仮に面接で「どうして〇〇業界を選んだんですか?」と聞かれても、関連の業界と比較して話すことができます。
志望業界を絞るの最適な時期は?業界によって異なる
業界を絞る時期は、志望業界や企業によって異なります。
なぜならエントリー時期が異なるからです。
基本的にエントリーが始まる前までに、業界を絞っておくようにしましょう。
大まかな目安は下記の通り
業界を絞る時期
- 外資系志望:大学3年の夏まで
- ベンチャー志望:大学3年の秋まで
- その他志望:大学3年の2月末まで(遅くても)
外資系やベンチャーを志望していない人であれば、大学3年の2月末までに、業界を絞っておくと、スムーズに就活を進められます。
一般的に3月1日に就活が解禁となります。
それまでにある程度業界を絞れていないと
- 説明会に参加する企業を選べない
- エントリーに出遅れる
といった問題も生じかねません。
就活生でも遅くても大学3年の2月末までには決めておくと、就活を効率的に進められると思います。
次の章では、就活における志望業界の絞り方を解説していきます。
就活における志望業界の絞り方・決め方
就活において、志望業界の絞り方は以下の4つ。
志望業界の絞り方
- 就活の軸に沿った業界
- 大学で学んでいる分野に近い業界
- 合同説明会に参加して、興味を持った業界
- 市場規模が大きい業界
1つずつ順に詳しく解説していきます。
①就活の軸に沿った業界に絞る
1つ目は「就活の軸に沿った業界」を選ぶこと。
就活の軸の決め方は、こちらの記事で解説しました。
就活の軸が決まっていれば、業界を絞るのは簡単です。
具体的には
就活の軸から業界を絞る場合
- 音楽を通じて人を幸せにしたい!☞ 音楽業界
- 経済の視点から人々の生活を支えたい!☞ 金融業界
- 人生で1番大きな買い物を成功させたい!☞ 住宅・インテリア業界
上記のような形で、業界を絞っていきます。
就活の軸をもとにして業界を絞ると、志望理由が明確になります。
エントリーシートが書きやすく、面接の対応もうまくできます。
ぜひ就活の軸をもとに業界を絞ってみてください。
②大学で学んでいる分野に近い業界に絞る
2つ目は「大学で学んでいる分野に近い業界」を選ぶこと。
特に理系の人は、この絞り方にする人が多いです。
例えば
大学で学んでいる分野に近い業界で絞る
- 大学で化学を専攻➡学んだ知識を活かせる化学業界・食品業界
- 大学で電気電子工学を専攻➡電機メーカー
- 大学で英語を専攻➡英語を活かせる航空・旅行業界
上記のような絞り方です。
大学で学んだ分野で業界を絞ると内定を取りやすいです!
なぜなら、企業側としても、専門性がある人を採用したいからです。
就活の軸を決めていない人は、大学での専攻に関連する業界を見てみましょう!
③合同説明会に参加して、興味を持った業界に絞る
3つ目は「合同説明会に参加して、興味をもった業界」を選ぶこと。
合同説明会に参加して、業界を絞るのもオススメです。
「そもそも志望業界がない」という人は、どのような業界があるのか知ることも大切。
それに最適なのが、合同説明会です。
合同説明会は、マイナビやリクナビなど人材サービス会社をはじめ、大学や地方自治体によって開催されるイベント。
対面とオンライン両方で開催されています。
合同説明会のメリット
- 知らなかった業界に出会える
- 興味がある企業だけ聞ける
- 生の情報が聞ける
上記のようなメリットがあります。
志望業界が全くない人は、ぜひ参加しましょう!
おすすめはJOBTVです。
オンラインで企業説明動画が見放題です。
③市場規模が大きい業界に絞る
4つ目は「市場規模が大きい業界」を選ぶこと。
なぜなら、「市場規模が大きければ年収も高くなりやすい」から。
市場規模とは、特定の市場における、年間の商取引の総額のこと。
要するに、市場規模とは「どれだけお金を稼げるか」
市場規模が大きいと必ず年収が高くなるわけではありませんが、動くお金が多ければ、従業員に支払われる給料も多くなる傾向があります。
給料が全てではありませんが、給料は大事です。
志望業界が見つからないという人は、市場規模で考えるのもオススメ
市場規模が多い業界を選ぶといいことは給料だけではありません。
採用人数も増える傾向があります!
それでは実際に「自動車業界と自転車業界の市場規模」を比較していきましょう。
こちらの市場規模マップで比較すると
市場規模の比較
- 自動車業界 72.3103兆円
- 自転車業界 1,284億円
上記のような結果になりました。
自動車業界は自転車業界のおおよそ563万倍。
次に「トヨタとブリヂストンの採用人数」を比較していきましょう。
採用人数の比較
- トヨタ自動車の採用人数 1635名
- ブリヂストンの採用人数 121名
上記のような結果になりました。
トヨタはブリヂストンより10倍以上採用人数が多い
市場規模が多ければ、それだけ関わる企業・人も増えます。
要するに
市場規模が大きい業界 ➡ 選べる企業、採用人数も増える
就活で大事なのは、戦う場所を間違えないようにすることです。
- 採用予定人数が10名の企業10社
- 採用予定人数が100名の企業10社
上記の2つでは明らかに内定率が異なります。
「市場規模から業界を絞ることは有効な手段」だと思うのでやってみてください!
就活では戦略が大事ということ下記に示す記事で解説しています。
呼んで損はないので、ぜひ参考にしてください。
就活で志望業界を絞る際の注意点
就活では志望業界を絞ることで効率的に進めることができます。
しかし正しいやり方で業界を絞れていないと、就活がうまくいかなかったという結果になりかねません。
ここでは就活で志望業界を絞る際の注意点をご紹介します。
就活で志望業界を絞る際の注意点は以下の通り
業界を絞る際の注意点
- 早い時期に志望業界を絞らない
- 入念に調べずイメージだけで業界を絞る
- 業界を絞りすぎる
それぞれ1つずつ順番に見ていきましょう
早い時期に志望業界を絞らない
志望業界を絞る際の注意点1つ目は「早い時期に志望業界を絞らない」
就活を効率よく進めるためには、業界を絞る必要があります。
しかし、あまりに早く絞りすぎるのはおすすめできません。
なぜなら、視野が狭くなり、あなたの可能性を狭めてしまうから
就活を行っていく中で他の業界が気になることも十分あり得ます。
自分の考えに柔軟に対応できるように、早くに絞りすぎないようにしましょう。
入念に調べずイメージだけで業界を絞る
志望業界を絞る際の注意点2つ目は「入念に調べずイメージだけで業界を絞る」
なぜなら、入社後にギャップを感じる可能性があるから
例えば
- ホワイトと噂だから○○業界
- なんとなくイケてそうだから○○業界
- 人気だから○○業界
上記のような絞り方はオススメできません。
入社してから「想像していたのと違った」と感じては、早期離職に繋がりかねません。
業界についてしっかり調べて、ある程度理解してから絞るようにしましょう。
業界を絞りすぎる
志望業界を絞る際の注意点3つ目は「業界を絞りすぎる」
なぜなら、業界を絞りすぎると失敗する可能性が高くなるから。
もし仮に1つの業界だけに絞った場合
- 選考にチャレンジする回数が減る
- 選考を受けた企業すべてに落ちたら新たに別の業界を探す
- 持ち駒がゼロになる
上記のようなことになる可能性があります。
また、新たに別の業界を志望しようと思っても、業界によってはエントリーが終わっている場合もあります。
そうならないためにも、業界は絞りすぎないようにしましょう。
3つ程度が就活の選考状況に柔軟に対応できるので、おススメです
志望業界を絞って効率よく就活しよう
いかがでしたか?
この記事では、「就活における志望業界の絞り方」をご紹介しました。
最後に内容のおさらいをしましょう。
記事のおさらい
- 志望業界は3つ程度に絞る
- 志望業界を絞ると業界研究をしっかりできる
- 業界について詳しくなり、面接に強くなる
志望業界の絞り方4つ
- 就活の軸に沿った業界
- 大学で学んだ分野の業界
- 合同説明会で興味をもった業界
- 市場規模が大きい業界
業界をある程度絞っておくと、効率よく就活を進めることができます。
今回紹介した4つの中から自分に合った「業界の絞り方」を見つけてくださいね。
業界が絞れたら、次は業界研究に移りましょう。
こちらの記事を参考にしてください。